2017.02.17
※ご本人様ご了承の上、写真を掲載しています
昨年4月から「他装着付け専門コース」に通ってくださっているNさんが、厚生労働大臣認可の着付け技能士2級試験に合格しました!
着付け技能士試験は、毎年6月に筆記試験を行います。その筆記試験に合格した人だけが、秋に行なわれる実技試験を受ける事ができます。
Nさんは、3年程、しっかり自装を学んでから「他装着付け専門コース」にいらっしゃいました。私は、Nさんのように、まず自分で着物が着られるようになってから他装コースにいらっしゃるのが良いと思います。例えば美容師さんなど「スキルとして着付け技術を身につけて資格をとりたい」とおっしゃる方は特にです。ご自身が着物を着た事がないのに、着物を着て1日過ごすお客様の気持ちがわかるでしょうか?
Nさんは、自装を学んだ3年間で筆記試験に必要な理論的な事はすでに学んでいましたので、実技のみ、集中してお稽古しました。
筆記試験の結果が出るまで、他装の基本、浴衣を徹底的にレッスン。たかが浴衣、されど浴衣。浴衣を手早く美しく着付けるのは結構難しいのです。この浴衣のレッスンで、紐や伊達締めの扱いなどに慣れていただいて、筆記試験合格と同時にいよいよ実技試験の練習。
実技試験の課題は、伊達衿付き訪問着に二重太鼓をボディ人形に着付けること。所用時間は、補整&長襦袢10分、着物&帯25分です。このボディ、当然ですが踏ん張って立っててくれないから結構扱いが難しい。加えて、浴衣とは違ってツルツル滑る訪問着に悪銭苦闘。
が、努力の甲斐あって今年1月、見事、合格通知をいただきました!
今年は、着付け技能士1級(振袖にふくら雀)資格取得に向けてお稽古です♪