2025.09.15
着付けは「力学」だなぁ、とつくづく思います。
頑張ってギュウギュウ締めたのに夕方までもたない人と、楽に着付けたのに1日中動いても着崩れなく過ごせる人。
着物の布地は、どこで、どの方向に引っ張って身体に沿わせるのか。
紐も同じ、どの位置どの角度で締めるのか。
そして、なぜここは右手で持った方が良いのか?親指で押さえた方が良いのか?…などなど
人は、これを「コツ」と呼んでいます。
物理が得意なかたは、このコツを理論的に考えてみると良いと思います。
理論的に考えられるようになると、理論に沿った仕草を意識するようになります。
その方が、より着崩れにくいから。
着物を「着こなす」とは、そういう事なのだと思います。