2012.05.24
先日、ボランティア撮影をさせていただいた方と電話でお話しする機会がありました。
その方は、撮影後、お母様と共に福島に戻られました。と言っても、以前住んでいたところは原発7キロ圏内。同じ場所に戻れるはずもなく、「戻った」と言うより「引っ越した」と言った方がよいのかもしれません。知らないご近所様だらけの借り上げ住宅での新しい生活。さぞ、心細い思いをしていらっしゃる事と思います。
その方がおっしゃいました。
こんな素晴らしいアルバムをいただいたのに、私たちは、何もお礼ができない。だからせめて、この地でお知り合いになった被災者の方々にこのアルバムをお見せして
「知らないところでも、こんな風に私たちを応援してくれている人達がいるんですよ、がんばりましょう!」
と、お伝えしているんです。
私たちの“思い”が、しっかり伝わったと実感した言葉でした。