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高橋美登里礼法きもの学院

2011.7.11とどろきアリーナでの撮影会

2011.07.11

東日本大震災支援ボランティア「新たな思い出のアルバムを被災者へ」の初めての活動を川崎市の被災施設、とどろきアリーナで行ないました。この施設は7月いっぱいで閉鎖になります。初めての活動ですので、被災者の方々に受け入れていただけるのか不安でした。1人も希望者がいなかったら…と思うと眠れぬ日々。でも、蓋を開けてみたら、最後はお断りせざるを得ないほどの大盛況。お断りするのがなんとも心苦しく、名刺をお渡しして「お住まいが落ち着いたらご連絡ください。必ずさせていただきますから」と。
結局この日は、15人7組の撮影をしました。5組が七五三などの親子。1組がおばあちゃまと男の赤ちゃん。お宮参りができなかったのでしょう、赤ちゃんには私達が持参した五才児の羽織をかけて撮影しました。そしてあと1組は50~60代の姉妹。つまり、すべてが家族写真。あんな大変な思いをして、全てを失って着の身着のままここにいらした方たち。なによりも大切なものは「家族の絆」ということを心から感じていらっしゃるのでしょう。だけど、悲惨さは微塵もなく、皆、屈託なく笑い、綺麗にヘアメイクしてきものを着た姿にうれしそう。そして「さぁ、女優になった気分で写真を撮ってもらおう!」と、撮影現場に向かいます。

私、思うんです。ボランティアって、する側とされる側の両方が幸せな気持ちになれないならやらない方がいいって。被災者の方々に笑顔とパワーをもらって、幸せな気持ちになれた1日でした。

今回、撮影してくださったフォトグラファーのyOUさんも、ご自身のブログで、この日のことを書いています。とっても素敵な笑顔の姉妹の写真です。