2021.05.05
毎年、ご依頼いただいているホテルの新入社員きもの研修。
きもので接客する部署に配属された女性社員が対象です。
今年は、コロナで研修が出来なかった昨年度入社のかたも参加だったのでかなりの人数。
なので、3グループ3回に分けて実施しました。
「腰紐って何?」と言う着物ビギナーさんに3時間✖️2日間で1人できものが着られるようになってもらわなければなりません。
もう、余計な事は一切する時間はありません。会社から与えられた着物類一式の使い方のみをしっかり覚えていただきます。
1日目。
下着からきものの着方までを繰り返し練習します。
こちらの会社では、写真のゴムの方の腰紐を使用しています。
腰紐1つとっても、様々な仕様のものがあります。
昔ながらの腰紐の説明もしたいところではありますが、時間の都合上カット。
2時間、休憩なしで繰り返しひたすら練習。
その後、10分の休憩をはさみ、帯締めの結び方を。
こちらのホテルでは裏表のない平打ち帯締めを使用していますので、間違った結び方をしてしまって裏返っても気付きにくい。
なので、裏表のある帯締めで練習していただきます。
正しく結べば、やはり結び目も美しいのです。
2日目はお太鼓の結び方を。
と言いましてもきものを着ないと帯結びの練習ができませんので、最初の30分は復習も兼ねてきものの着方を。
なので帯結びに掛けられる時間は2.5時間。
1日目のきものの着方を経験して「きものって大変だ…」と感じていた皆さんは、この2日目の帯の結び方を経験し「きものは簡単だった…」と(笑
…という事で、4月中旬からはじまった新入社員きもの研修(2日間×3グループ)は、ゴールデンウィーク直前の4月28日に無事終了しました!
コロナ禍で、新入社員はもちろん、先輩方も手探りの日々かと思いますが、頑張ってくださいね!