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2012.12.9八王子「長房ふれあい館」での撮影会

2012.12.09

八王子市社会福祉協議会のご協力のもと「長房ふれあい館」にて東日本大震災支援ボランティア「新たな思い出のアルバムを被災者へ」の撮影会を行ないました。大きな撮影会自体は5回目になりますが、八王子での開催は初めてです。
10月から準備が進められ、八王子社協が定期的に発行する被災者へのお知らせのお手紙にこの撮影会の情報も載せていただいたところ、予想をはるかに上回るお申込みをいただき、11月初旬には定員に達して受付を締め切り、急遽、決定した2月11日(月・祝)の第2回目の撮影会もいっぱいになってしまいました。

さて、今回の撮影会。10組23名の被災者の方々のお写真を撮ります。
髪飾りやきもの、草履などは使い回しをしますので、1つ順番を間違えると大変なことに。
きもの

たくさんの髪飾り

たくさんの草履&バック

ヘアメイクは、2人体制でフル稼働。
ヘアメイクの様子

きものは、1人お着せしたり、お脱がせする度に間違いがないかチェック。
着物の管理

こちらの男性は、奥様、そして大学の卒業式目前で被災したお嬢様の3人での撮影です。お昼にはお父様は東北に帰られるとの事でしたので、朝一番での撮影となりました。紋付きが、ビシッと決まっています。きもの姿に変身した奥様とお嬢様を嬉しそうに見つめていました。
男性袴

この日は、八王子のローカルテレビ局「JCNテレメディア八王子」が取材に来てくださり、写真を撮る後ろにもカメラがあるという、なんとも不思議な光景(笑
テレビ取材

こちらのお嬢ちゃまは、東北に住むご両親から離れて、一人、八王子のお婆ちゃまの家に避難しています。「きものを着るのが楽しみで、嬉しくて昨夜は眠れなかったようです」と、お婆ちゃまが話してくださいました。
7歳女児の着付け

撮影は、すぐにシャッターを押せる訳ではなく、立ち位置や、体の角度、きもののシワなどを入念にチェックして行なうので時間もかかって結構大変。でも、お婆ちゃまと手を繋いだ小さな女優さんは、始終ニコニコ顔で、と~っても可愛らしかたです。
撮影

こちらの3姉妹揃っての振袖姿も圧巻でした。
「え?足はどうすればいいの?」
「手は?」
「おねえちゃん、それは・・・・」
でも、最後はおしとやかな三人娘が出来上がりました!
3姉妹の撮影

今までの撮影会の中で、最もハードなスケジュールでしたが、それを乗り切れた大きな要因の1つは、八王子ボランティアセンターの皆さんの炊き出し♪ 温かい豚汁やさつまいもご飯、お新香など、美味しかった~!
炊き出し
ありがとうございました!

今回の撮影会でも、あらためて「思い出を持つ事の素晴らしさ」そして「きものの素晴らしさ」を感じました。美しいきもので癒され、新たな思い出を胸に、強く逞しく人生を歩んで欲しいと願っています。
アルバムお届けは、年明けになります。お年玉!?

八王子市社会福祉協議会の皆様はじめ、きものをレンタルしてくださる「丸中きもの」様、写真出力をしてくださる「カメラのキタムラ イオン相模原店」様、そして、お仕事が忙しい中、集まってくださった技術ボランティアの皆様、本当にありがとうございました!!

*記録写真担当で参加してくださったフォトグラファーさんの写真をお借りしました。
*当日の様子は、八王子市社会福祉協議会のホームページにも掲載されています。
*JCNテレメディア「デイリー八王子」にて、撮影会の様子が放映されました。