2016.10.10
清瀬市郷土博物館で行われている「はたおり伝承の会30周年記念展」に行ってきました。今日はあちらへ明日はこちらへと、ここのところ遊び惚け過ぎですか?ワタクシ…
期間中、裂織り体験(コースター作り)ができるとの事、もちろん織らせていただきました♪
沢山ある緯糸(生地を細く裂いたもの)は、木綿生地が多かったのですが、モスリンがあったのでモスリンで。裂きっぱなしの糸ほつれがたくさん出ていておもしろいかな?と。モスリンは木綿よりも水をはじくのでコースター向きだとおっしゃっていました。モスリンには動物の毛も入っているからでしょうか?
でも今日の1番のお目当は機織り体験ではなく、期間中、今日と19日(水)の2回しか行なわれない機織り実演。と言っても、織っているところを見るのではなく、経糸を機にかけるまでを実演。実演用に短時間でできるコースターサイズ。機織りの実演というとほとんどが織っているところですよね。織るのは、少しずつ布地が出来上がってきて絵柄もあらわれ、見るのもやるのも楽しいですが、実は、機にかけるまでが大変で、根気のいる作業。そしてすご〜く重要な作業。これの善し悪しで織った布の出来映えが違ってきます。「経糸を機にかけてしまえば、7割がた出来上がったようなもの」とおっしゃっていました。
機織りに限らず、なんでも準備が大切、という事でしょうね。花形の織姫ちゃん登場までには、地道な努力が必要なのね。
20年以上前、1週間泊まり込みで長野に帯を織りに行ったことがあります。
最初の丸2日間は、この作業で終わってしまいました。。
整経、筬通し、千切り巻き、綜絖通し、そしてまた筬通し…
エンドレスかと思うほどの地獄の2日間が蘇る…
まぁ、その地獄があるから、織りになった時はうれしくて、ビュンビュン杼を飛ばしてましたけど。なんて素敵なヒュ〜、カンカン♪って(笑
写真を撮っても良いか尋ねたところ「顔を写さなければ」とOKをいただいたのでバシャバシャ撮ったのですが、最後に「写真は、個人の楽しみにしてネットなどにはあげないでくださいね〜」と、釘をさされました…ガッツリ5寸釘くらいの。。なので写真ありません…なのでなので、どんな風にどれだけ大変なのかも割愛。だって、文字だけで分かりやすく上手く書く自信ないから…そのくらい大変って事でお許しくださいませ。
※10月23日まで開催しています。開催期間中は毎日機織り体験(コースター作り)ができるそうです。