2016.08.18
8月17日(木)
相模女子大のグラウンドで開催された相模原薪能、今年も行ってきました。
夕方5時開門ですので、10分前くらいに相模女子大正門前に到着。すでに4〜50人集まっています。着物姿のかたは男性1人だけ。男性がふらりとゆかたで薪能を見にくるなんて粋ですね〜、素敵♪その後、ゆかたやきもの姿のご婦人もチラホラといらっしゃいましたよ。
5時に生徒さんと待ち合わせをしたのですが、遅れるもよう。で、5時の開門になったので、スタッフに案内されて相模女子大敷地内に。でもまだ薪能会場には入れず、4列縦隊で並んで待ちます。生温い風が強めに吹いて、なんだかアヤシげな気候…そういえば、薪能の最中に雨が降りだした事が何度かあったなぁ、とイヤな予感。。
時間になり、薪能会場内に。前もって予約席をとってない場合は全て自由席。なので、会場内に入ったとたん走り出す人も。焦らなくても大丈夫なのに〜、と思いながら普通に歩いていって、しっかり良い場所を確保♪生徒さんとも落ち合えました。
例年通り、相模原市長(実際には代理の副市長、これも例年通り)のご挨拶、相模女子大学長のご挨拶に続いて、能楽解説者の金子直樹さんによる今夜の演目の解説。いつもながら金子さんの解説はわかりやすい♪能楽に疎い私は、この解説を聞かないと内容がわかりません。
そして火入れ式。
薪と提灯に灯りがともり、幻想的な能舞台に。
今年の演目は
1.棒縛り(狂言)
2.勧進帳(独吟)
3.小鍛冶(能)
の3つ
棒縛りは、何度か見た事があるのですが、相変わらず面白い!
昔のコントみたいなものだから、ストーリーが分かっていても演者が違えば新鮮♪同じコントでも、さんまちゃんがやるのとビートたけしさんがやるのとでは、きっと違うものね。
勧進帳は、歌舞伎などでもおなじみなのでわかるかな?と思っていたのですが、甘かった。。人間国宝の梅若玄祥さんの独吟だったのですが、椅子に腰掛けて謡を1人で歌っているだけなので、歌詞(謡の場合も歌詞というの?)がわからなかったらアウト、動きも何もないのだから。きっと素晴らしいに違いないのですが、すごさがわからない私に聞かせるのは勿体ない。でも、謡のゆるぎない安定感は、ド素人の私にもわかりました。
小鍛冶は、これもクライマックスが少ない演目なので分かりにくかったですが、やっばり日本人。鼓や笛の音色が心地よかったです♪
…という訳で、予想は見事にはずれ、最後まで雨に降られずにすみました。
オマケ:薪能の日の装い