2015.09.10
「高橋美登里礼法きもの学院」
と聞くと、大きな着物学校の様ですが、実際は入会随時の小さな小さなきもの教室です。なので、何年も前からお稽古に来てくださる上級者もいれば、入門したばかりの初心者もいて、言ってみれば寺子屋みたいなもの。ですから、席なども特に決めてはいないのですが、何となく皆さん定位置があるようで、気がつくといつもそれぞれがお部屋の決まった場所でお稽古しています。
昨日のお稽古出席者は、資格取得を目指すヘアメイクさんと、1歳7ヶ月の女の子Kちゃんを連れたママ、そして今日初めて参加の、自分の手で娘に振袖を着せたい!と成人したお嬢さんと一緒にお稽古に来てくださった方の3組。
自宅お稽古は、6畳の和室とリビングを続き間にして行なっています。KちゃんにはリビングでDVDを見たりおもちゃで遊んでもらったりして、ママのお稽古が終わるのを待ってもらっています。が、まだまだ幼いお子さんですから、途中で寂しくなり、和室でお稽古しているママのところにやって来ます。ママの手が離せるようでしたら、そこでKちゃんを抱っこ。しばし抱っこされるとエネルギーが充電されるようです。
昨日も、お稽古の途中、Kちゃんがやってきました。いつものママの定位置。が、今日は、その位置には初参加の振袖のお嬢さんが。Kちゃん、その事に気付かず、振袖さんの周りをくるくる回っています。振袖さん「私、お母さんじゃないよ、私の顔を見て」と言いました。Kちゃん、上を向いて振袖さんのお顔を見ましたが、一瞬きょとん???。それもそのはず、振袖さんもママもスラッとした細身で面長の美人さん、何となく似てるんです。
何度か振袖さんを見上げて、ママじゃないと理解したようで、改めてママの方へ。そしてママに抱っこされた時の嬉しそうな顔!
「見て見て!私のママ素敵でしょ? ママ大好き!!」って全身で表現しているよう。
Kちゃん、ママはね、Kちゃんが幼稚園に入園する時、格好良くビシっときものを着て入園式に出席できるように、今、頑張っているんですって。やっぱりKちゃんのママは素敵だね。そして、ママのお稽古が終わるまで頑張って待っててくれるKちゃんも偉いね、ありがとう。