きもの着付け教室、着物出張着付けなら、JR横浜線「古淵」の高橋美登里礼法きもの学院

高橋美登里礼法きもの学院

「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」を見に明治神宮へ

2015.06.22

ず〜っと行きたかったこの展示、会期終了ギリギリで、やっと行けました。

 

初めての明治神宮。小田急線「参宮橋」から徒歩4〜5分で到着。あら、近い♪

ん?でも何だか閑散としている…裏門っぽい。あ、やっぱり…明治神宮、広いです…

「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」を見に明治神宮へ

やっと到着。チケット代(施設維持協力金500円)をお支払いし、いざ会場へ。

 

…と、会場入り口手前にモニターがあり、何やら上映されています。軽い気持ちでモニター前の椅子に腰掛け、見ておりましたところ、「す、すごい!これ!!」と、もう釘付けです。結局、全部見入ってしまい…約1時間。

何が上映されていたかと言いますと、衣紋道高倉流が構成、演出した、装束から見る源氏物語の儀式劇。「桐壺の即位式」では、殿上人(現代の執事)や随身(ガードマン)の衣装なども細かく説明。もちろん衣服令についても。その他、光君誕生にかかわった人々の衣装や「葵の上の裳着の儀(女の子の成人式)」「光源氏の加冠の儀(男の子の成人式)」の様子。加冠の儀では、舞台いっぱいに数十人の登場人物。それら全てが、十二単衣や束帯などの装束を身につけているのですから、それはもう圧巻です。装束だけではなく当時の儀式の様子が細かく描かれていて面白かった〜。

 

公益社団法人全日本きものコンサルタント協会が行なっているきものコンサルタント1級の実技試験、私が受験した時の課題が「直衣」でしたので、よい復習になりました♪

ちなみに、現在の1級実技試験課題は「花嫁の着装(助手なし)」になってます。

 

平安時代に興味のあるかた、必見ですよ〜。束帯、褐衣、水干、五衣、唐衣装、檜扇などなど「聞いた事あるわ〜」というものが続々登場します。あ、でももう会期終了ですね…

 

そしてやっと展覧会会場内へ。この展覧会は、国宝「源氏物語絵巻 柏木(二)」で描かれている光源氏の長子夕霧が身につけていたお衣装にスポットをあて、平安時代の技法を用いて再現された直衣をはじめ、十二単衣や、香淳皇后(昭和天皇の皇后)が実際にお召しになったお衣装などが展示されていました。一言で「再現する」と言っても当時の蚕などは残っていないので、詳細な考証をもとに蚕の遺伝子研究から始めて、何年もの歳月をかけて忠実に当時の蚕、絹糸、染色、機織りなど再現したそうです。その結果、へぇ〜!と思う新事実が!

現在の皇室でお召しになる十二単衣は15キロほどあるそうですが、平安時代の蚕の糸は細くて軽く、何と現在の約半分8キロほどだったとか。まぁ、8キロでも十分に重いですが。

 

 

この展覧会のチケットで宝物殿も観覧できるとの事でしたので、もちろんGO! 閉館30分前までに入館しないといけないのですが、ギリギリ2分前に到着…

大正10年に作られたこの明治神宮宝物殿、建物がすごいです。国の重要文化財に指定されているそうです。

「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」を見に明治神宮へ

「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」を見に明治神宮へ

「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」を見に明治神宮へ

中に入って度肝を抜かされたのが、三方の壁一面に並べられた歴代天皇の肖像画。一代目の神武天皇から125代目の今上天皇(平成)まで。と言っても、前半の肖像画は、史料が残っていないのでみな同じお顔をしています。そして全ての肖像画の下に功績などが書かれています。もうそれを読むだけで30分かかりそうです。その他、明治天皇にまつわるお品や、功績がたくさん展示されていました。

 

頑張って、頑張って見てまわりましたが、やっぱり私がラストでした…。閉館1分前に退室。職員さん、ごめんなさい…。