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高橋美登里礼法きもの学院

いつもおはしょりが長くなるのはなぜ?

2016.03.04

女性の着物は、おおよそ身長分くらいの長さがあります。(この長さを身丈といいます)
なので、肩にかけると首+頭分引きずります。この引きずった分がおはしょりになって帯の下に出てきます。
いつもおはしょりが長くなるのはなぜ?
このおはしょり、どのくらいの長さが良いのでしょうか?

 

上の写真、人が前向きに写っていますが、これを後ろ向きだと思ってください。ここにお太鼓をどの様に締めるのかと言いますと…

胴に巻いた帯の上に枕をおきます。そして、胴に巻いた帯の下線あたりからお太鼓のたれになるように形づけます。(体型、年齢などによって多少違ってきます)

いつもおはしょりが長くなるのはなぜ?

おはしょりが帯の下から覗いたらカッコ悪いので、おはしょりはお太鼓より出ないようにします。と言う事は、おはしょりは長くてもお太鼓のたれの長さくらいまで。ちなみにお太鼓のたれの長さは、お召しになるかたの人差し指1本分くらいです。

お召しになるかたの身体の一部を利用するこの測り方、すごく合理的。お召しになるかたが背が高ければ、それに比例して長いそのかたの指で測れば、全体のバランスがとれるわけですね。

 

あ、ゴメンナサイ、お話が逸れてしまいました。なので、もしも写真の女性(実はワタクシです…)が、このきものを着て、帯をもっと高く締めたらおはしょりは長くなり、帯をもっと下に締めたらおはしょりは短くなる、という事です。

 

例えば、身長、体重がず〜っと変わらなかったとして、20年前なら、若さを出すために今より帯を高めに締めていたので、身丈は今より短くしておかないと、おはしょりが長過ぎちゃうのですね。

 

つまり、同じ身長、体重でも、その方の着方によって最適な身丈は変わってくる、ということ。

 

「私は、どのきものを着てもおはしょりが長くなるの。なぜかしら?どの着物も全て自分用に仕立ててあるのに」とおっしゃる生徒さんがいました。よくよくお話を伺うと、仕立て屋さんに身長をお伝えして、そこから身丈を割り出してもらって仕立てている、との事。

 

寸法は、ご自身で、一番締めやすい位置で締めて丁度よくなるようにカスタマイズした方が良いですよ。

 

 

※この記事の大前提は「いつも同じ場所で、同じタイプの腰紐を使ってきものを着ている場合」です。

腰紐を締める位置が違ったり、腰紐のタイプ(従来の紐なのか、ゴム製の紐なのか等)をかえたりすることにより、おはしょりの長さは変わってきます。だから、多少の身丈寸法の違うきものでも着れちゃう訳ですね。着物って、ホント、合理的♪