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「江戸ノスタルジア」を見に町田市立国際版画美術館へ

2017.04.09

4月8日(土)

あいにくのお天気でしたが、「江戸ノスタルジア」を見に町田市立国際版画美術館に行ってきました!

芹が谷公園の中にある、と〜っても素敵な美術館。公園の桜も満開でしたよ。

 

 

浮世絵と言うと江戸時代のイメージがありますが、今回の展覧会は、明治時代に活躍した月岡芳年や楊洲周延などの浮世絵師にスポットを当てていました。

個人的に月岡芳年の『風俗三十二相』が好きなので良かった♪

 

雨降る中、なぜにあえて今日行ったのかと言いますと、今日は学芸員によるギャラリートークがあったから、なのでした〜!

私は、美術館に行く時は、出来るだけトークイベントに参加してます。特に美術に造詣が深い訳でもない私が勝手に美術鑑賞するのと、専門家のお話を聞いてから鑑賞するのではま〜ったく理解度が違います。

あ…と言っても、何もわからないド素人がちょっとわかったっぽくなる程度ですケド。。

 

で、常々「明治の浮世絵は色鮮やかよね、なぜかしら??新しいから??」と不思議に思っていたのですが、今日、学芸員のお話を聞いて、その謎が解けました!

江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の『富嶽三十六景』などは全体に青っぽいイメージですが、明治の浮世絵は赤色が鮮やか!これ、化学染料なんですって。

なるほど!明治になって西洋文化が入ってきたから、浮世絵にも化学染料が使われるようになったんですね。

それにしても、きものに描かれている絵柄の素敵な事!全体の構図もですが、色使い、色合わせが絶妙!

 

また、江戸時代の浮世絵は、当時人気だった歌舞伎役者など、世相をリアルタイムで描いたものが多かったのですが、明治の浮世絵は、江戸を題材にしたものが沢山ありました。

急激な世の中の変化に戸惑いを感じた人々の、過去の江戸時代への郷愁からだったのでしょうか。

と言っても「過去に生きていなかったのだからわからないじゃない?想像で描いてるの?」と思いますが、そこはちゃんと記録として残してあったのだそうですよ。例えば大奥の浮世絵などは「過去の上に秘密の花園だものわからないじゃないの〜」と思いきや、大奥から下がってきた人々に詳細な聞き取り調査をして記録として残していたのだそうです。

そっか、だから現代でも映画に出来るんだね。

 

もちろん、過去の江戸時代の世相風俗を描くだけではなく、明治時代の戦争なども描いていて、報道の役目もしていたようです。が、明治30年頃には写真に押されて浮世絵は衰退していったのだそうです。

 

…と、聞いてきた事を忘れないうちにここに記録として記しておきます♪