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国学院大学博物館「江戸文学の世界」ミュージアムトーク

2016.08.02

国学院大学では、平成17年より「学びへの誘い」として、国学院大学が所有する様々な学術資産を、広く一般に公開しています。今回は、その第17回目「江戸文学の世界」(江戸戯作と庶民文化)の展示会、しっかり事前に下調べをし、国学院大学准教授中村正明先生のミュージアムトーク(展示説明)のある日に行ってきました♪

 

国学院大学博物館「江戸文学の世界」ミュージアムトーク

 

国学院大学には行った事がありません。いや〜な予感がしていたのですが、予感的中、渋谷で迷子に。。炎天下、グルグルと渋谷の細道を歩きまわり、遂にギブ。途方に暮れていたところ、今まさに配達に出ます!といった雰囲気の酒屋さんに遭遇、国学院大学までの道順を教えてもらいました。で、分かった事、細道なんぞに入らずに、左側を見ながらただただ明治通りをまっすぐ行けばよかったのでした…

 

ミュージアムトーク1時間前には到着して、のんびり展示物など見てからのミュージアムトーク参加…の予定でしたが、到着したのは30分前。余裕を持って行動、これ大事ね。。

 

博物館は、大きく4つのブースに分かれていました。

 

1つ目は「校史展示室」、国学院大学の歴史が展示説明されていました。

 

2つ目は「考古展示室」で、これが国学院大学博物館のルーツらしいです。昭和3年に、敬愛する樋口清之名誉教授がたくさんの考古資料を寄贈したことから現在の博物館に発展したとの事で、考古展示室には樋口清之先生の銅像がありました。土器、土偶好きにはたまらないコーナーですね〜。

樋口清之先生は考古学の他に歴史学、民族学などにも大変お詳しく、何度か、日本のきものや帯、お化粧の文化についてのお話を伺う機会があったのですが、本当に興味深かったです。

 

3つ目は「神道展示室」。日本古来の神道思想には大変興味があったのですが、ここでタイムアウト。ミュージアムトークの時間になってしまいました。

 

さて、ミュージアムトーク。4つ目の「企画展示室」で、中村正明先生が展示物を見ながら解説してくださいました。ミュージアムトークの参加者は、かっきり2極分化。70代くらいの歴史好きリタイア悠々自適組と、これに参加してレポートまとめると単位がもらえるんだろうなぁ、って感じの学生さんっぽい方々。そのどちらにも該当しない私はかなりの小数派。が、まぁ、かなり幅広い年齢層だったわけですが、中村正明先生は、どの年齢層にも分かりやすく楽しくお話してくださいました。

 

江戸時代のはじめ頃、海外から入ってきた印刷技術は日本よりかなり進んでいて、活字一文字を金属に彫り(言って見れば一文字だけの印鑑みたいなものですね)、その活字を並べて文章にして印刷する、というもの。

 

対して日本は…なんと、人が手で書いてました。。1冊、丸ごと、人力で。。。。。。。。そんな風に本を作っていた日本人にとって、まとめて印刷できちゃうなんて夢のようですよね〜。で、まねっこしようとしたのですが、文字を彫る金属がない。当時の日本で手軽に手に入ったのが木。そうだ!木に彫っちゃおう!と、彫ってみたのですが、一文字だけの細長い活字は、木では弱くてポキッと折れちゃう…そうだ!一文字じゃなく1ページ丸ごと彫っちゃおう!って事で、日本独自の印刷方法を確立したのだそうです。

 

それもまぁ、京での事ですが、日本の中心都市が江戸に移ってからの本の発展は凄まじく、マスコミとしての文学は、江戸時代の江戸から始まったようです。

 

男子の指南書、遊郭での遊びを描いた本が流行ると、女子も負けじと、アイドル歌舞伎役者を描いた本がブレイク。ナルトよろしく珍道中物が流行ったかと思うと、冬ソナ?的甘〜い恋愛小説も。ナルトも冬ソナも見たことないですが…

 

それから、現代の絵本みたいな豆本は、本当に小さい!葉書より小さいかも。浦島太郎や猿かに合戦などがカラーで描かれています。きっと子連れでお出掛けする時などに、ママが帯の中に忍ばせておいて、子供がぐずったら読んで聞かせていたのでしょうね。

 

これらの資料を、解説付きで見ると本当に良く分かります。

博物館+トークイベント、必須です♪