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5月5日は端午の節句

2015.04.23

男の子のお節句、年中行事の一つです。

 

“節句”と言われるものは、他にもありますね。3月3日の桃の節句。9月9日の重陽(ちょうよう)の節句・・・あら?なんだか法則性のようなものを感じません? 3月3日、5月5日、9月9日・・・・実は、この他にもあと2つの行事があり、それらを合わせて五節句といいます。五節句、調べてみてくださいね〜。私、意地悪?
さて、端午(たんご)の節句
大昔から行われていた日本独自の行事の様な気がしますが、実は、中国から入ってきた行事なんです。端午の節句に限らず、なんと五節句すべてが輸入(?)行事だったのです!

 

端午の節句の「端」は、「はじめ」の意味。「午」は、「うま」の意味。昔は時間や日にちを、数字ではなく「子、丑、寅・・・」の干支で表していたんですね。妊婦さんの「戌の日の腹帯」とか、時代劇で「草木も眠る丑三つ時…」とか聞いた事ありませんか?

なので、端午の節句とは“5月の一番最初の午の日”と言う事だったのですが、いつしか「午」(ご)=「五」(ご)となって、5月5日になりました。

 

もともと中国では、この日は病気や災いを払う日。と言う事は、男の子のお節句という訳ではなかったんですね。老若男女、災いを払って欲しいですものね。では、この日、何をしていたかと言うと…

 

菖蒲は邪気を払うとされていたので、菖蒲で作った人形を門に掛けて、菖蒲酒を飲んで無病息災を願ったんです。日本でも、田んぼに入るとき、蛭などが寄りつかないように臭いの強い菖蒲を体にこすりつけていたんですって。なので「菖蒲は、身を守ってくれる」というのが、日本人にもすんなり受け入れられたんでしょうね。

そしてまた、菖蒲(しょうぶ)という音が尚武(しょうぶ)と同じことから、江戸時代頃から男の子のお節句になりました。菖蒲の葉っぱも細長くて刀に似ていますしね。

この菖蒲を湯船に浮かべて、菖蒲湯として厄よけにしちゃったのは日本人。ナイスアイデア♪

 

鯉のぼり端午の節句に付き物ですね。なぜ鯉なの?鮭や鮎ではダメかしら? 実はこれも中国から。登竜門という言葉ご存知ですか? 黄河上流の龍門の渓谷を鯉が昇りきると龍になれる、と言う言い伝えから、鯉は立身出世のシンボルだったんですね。よく「直木賞は作家の登竜門」という風に使われますね。男子たる者、頂点まで登り詰めて欲しいという親心でしょう。日本でも「まな板の鯉」と言われるように、鯉はとてもいさぎよいイメージ。武士には好印象ですね。また、鯉は、あまり綺麗でない水でも生きていけます。そんな逞しさもよかったのでしょう。

そして、その鯉を鯉のぼりとして空高く泳がせちゃったのも日本独自の発想です。おおらかですね〜。

 

柏餅も日本特有のもの。柏の葉は、若葉が出ないと古い葉が落ちないことから「家が代々続く」として縁起が良いとされたのですね。小豆あんと味噌あん、どちらが好きですか〜?

 

※年中行事シリーズの過去記事はこちら

ひな祭り

節分