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ひな祭り

2015.02.16

  1)雛祭りの起源は?

  2)なぜ桃の花を飾るの?

  3)菱餅の意味は?

  4)蛤のお吸い物は?

  5)雛あられは?

 

ひな祭りは五節句の1つ。上巳の節句ともいいます。

子供の頃は、雛祭りという行事は日本生まれで日本育ちの生粋の日本の行事だと信じて疑いませんでしたが、発祥は中国。その衝撃の事実(!?)を知った時の驚きといったら…「さすが中国4千年の歴史…がんばれ日本!」との応援むなしく、実は発祥が中国の行事はたくさんあったのですね。。

でも、ここ数年、日本発信の文化がどんどん出てきてうれしい限りです。

 

 

1)雛祭りの起源は?

古代中国では、この日は忌日とされていました。
ですから、我が身に災いが降りかからぬよう、川や海に入り、身を清める禊(みそぎ)厄払いをする風習がありました。それが日本に伝わり、やがて、人が直接水に入るのではなく、人の形をしたお人形を流すようになりました。現代でも流し雛の風習が残っている地域もありますね。

 

ちょうどその頃、宮中では、お人形遊びがお姫様たちの間で流行していました。「ひいな遊び」です。卵から孵ったばかりの小さい鳥のことを“ひな”と言いますね。“ひな”とは小さくて可愛らしいという意味です。なので、「ひいな遊び」とは「小さくて可愛らしいお人形遊び」という事。

 

中国から伝わった禊祓いの行事と、この「ひいな遊び」が結びつき、やがて、女の子の幸せを願う現代の雛祭りになっていきました。

 

2)なぜ桃の花を飾るの?

雛祭りは別名「桃の節句」とも言われます。桃には邪気を払う力があると言われています。日本神話にも、イザナギの尊が、追ってくる鬼に桃の実をぶつけて退治したというお話があります。なので、昔話の「桃太郎」は、林檎太郎ではダメだったのでしょうね〜。

この“邪気を払う”という事と、この頃に咲く可愛らしいピンク色の桃の花は、女の子の幸せを願うのにピッタリですね。

 

3)菱餅の意味は?

桃の節句の定番といえば菱餅。

下から順に若草色、白、ピンク色に重ねられています。これは、厄よけのよもぎ餅の上にお祝いの紅白持ちを乗せているのですが、春を表現しているとも言われています。

まだ少し白い雪が残る季節ですが、地中では春を待ちわびる草花が芽を出す準備をし、地上ではピンク色の桃の花が咲いています。

 

4)蛤のお吸い物は?

ハマグリのお吸い物も桃の節句の定番。

2枚貝である蛤は、一対の上下の貝でないと決してピタっと揃わないと言われています。

ハマグリのように、たった1人の最高の伴侶を得てほしいとの願いが込められているのですね。

 

5)雛あられは?

桃の節句に食べるお菓子といえば雛あられ。

ひいな遊びから発展した桃の節句に食べるお菓子ですから、この日のあられは、小さくて可愛らしい(ひいな)春を連想させる色とりどりの雛あられがふさわしく、おせんべい色した大きなあられではないのですね。

 

 

※年中行事シリーズの過去記事はこちら

節分